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手作りのハンドメイド作品の出品手順
でもやり方のポイントはどこのサイトも一緒だよ。
1.作品の写真を撮影する
何よりもネット販売で大切なのが、「写真」
ネットでの販売は、直接商品を触ったり、見たりできないので写真で商品の良し悪しを判断されます。
写真の撮り方が悪いと売れません。
逆に、良い写真を取れば売れます。
例えば、あなたがネットショップで買い物をする時、暗い写真と明るい写真だとどっちを買いたいと思いますか?
ほとんどの人が明るい写真の商品を選ぶと思います。
写真が暗かったり、ブレてたり写りがが悪いと良い作品に見えません。
写真が悪いと、素人感が出てしまいます。
過剰にアプリやソフトで加工して、実物より良く見せる必要はありませんが、作品の良さが伝わるような、買いたくなるような写真を撮るのがポイント。
実際、ハンドメイド販売サイトなどを見ると、売れている作家さんの写真って買いたくなるようなキレイな物が多いんですよね。
写真がキレイだと、作品のクオリティも高く見えます。
私も、手作りのアクセサリーやグッズを販売していましたが、写真の構成や角度などを工夫するだけで、売り上げにもかなり影響がありました。
売れる写真の撮り方
1.光が重要
写真撮影は、室内の電気を消して、自然光で行うのが基本。
なので、曇りじゃない、お天気の良い日がおすすめ。
室内の電気をつけて取ると、余計な影ができたり、光が反射したりとあまり良い写真が撮れません。
写真撮影は、持っている普通のデジカメやスマホで充分。
最近のスマホのカメラは性能も良いし、充分きれいに撮れます。
それに、明るさや彩度が変更できる写真編集アプリもたくさんあるし、アプリで修正してきれいな写真にするのがおすすめ。
本格的にきれいな写真を撮りたいなら、コンパクト撮影ボックスを使うのがすごくおすすめ。
私も使っていましが、お値段も安いのに結構きれいに撮れます。
2.写真の構図
作品が良く見えるように、色々な角度から撮影して研究するのも大切。
例えば、ミモザの花を使ったアクセサリーなら、ミモザの花と一緒に撮影したり。
アンティークな木の板に乗せたり、グラスのふちにピアスのフックをかけてみたり。
写真は複数載せることが出来るので、1枚目は作品のイメージが伝わりやすい、インパクトのある写真。
思わず、クリックして商品を詳しく見たいと思わせるようなもの。
2枚目以降は、大きさや素材感、柄など商品の特徴や情報が伝わるような物にしましょう。
例えば、ピアスやネックレス、洋服、バッグなど身に着けるものは、実際に着用した写真を載せた方が、イメージがわきやすく購入もされやすくなります。
また、ネット販売は実際に手に取って見ることができないので、アップで商品を撮って、素材感や質感を写真から伝えるのも重要。
他にもいろいろな角度から撮影して、作品の詳細情報が写真から伝わるようにしましょう。
ハンドメイドを販売している作家さんに以前、「全然作品が売れないんだけど」と相談を受けたことがあります。
その作家さんの出品している写真を見ると、全体的に暗いんですよね。
作品のイメージが少しダークな感じだったので、白よりは黒の方が合う感じですが、暗くて買う気にならないというか・・・
やっぱり、どこの通販サイトを見てもわかるように、基本は白じゃないと商品が映えないんですよね。
作品のイメージを大切にするのも大事ですが、ネット販売は手に取れないので、やっぱり背景は白で撮影した方が良いなと思いました。
黒を取り入れたいなら、黒の額縁と一緒に撮ってるとか、写真撮影は本当に重要です。
その後、白の背景で作品の写真を撮ったり、色々な角度からの写真を載せたら、結構売れるようになったみたい。
写真は出来るだけたくさん載せた方が売れやすくなります。
2.商品のタイトルを決める
商品名は長すぎると途中でカットされて表示されません。
ミンネでは、15文字以内にタイトルをおさめる事を推奨していますが、私は最大限に使った方が良いと考えています。
長すぎるタイトルはカットして検索結果画面では表示されませんが、タイトルに入れたキーワードはたとえ後ろの方にあったとしても検索画面で表示されます。
なので、検索の需要が多いキーワードは最初の15文字に以内に入れて、残りのキーワードを後ろに入れて作品名を決めるのがおすすめ。
キーワードで検索したとき、その文字がタイトルに含まれる作品が表示されます。
なので、検索されやすいキーワードを含めることが重要。
具体
悪い例)あまりにも美しすぎる儚げに夢見るピアス
良い例)コットンパールとゴールドのロングピアス
悪い例ですが、作品の世界観を感じさせるとこんなタイトルを付ける人が多かった時もありました。
以前は違ったのかもしれませんが、今はタイトルに検索されやすいキーワードを入れる事で、検索結果画面で表示され、購入される確率が高くなります。
なので、「あまりにも美しすぎる儚げに夢見るピアス」だと、検索されそうなキーワードは「美しい」と「ピアス」でしょうか?
「儚げ」とか「夢見る」で検索する人はほとんどいないですよね。
なので、効果的なタイトルとは言えません。
良い例は「コットンパール」「ゴールド」「ロングピアス」どれも検索されそうな単語ですよね。
こんな感じで、商品の素材や特徴など検索されやすいキーワードを含めてタイトルをつけてください。
あとは、たくさん作って安く売るなら「プチプラ」や「安い」なんてキーワードを入れてもいいし。
他にも「人気」とか「大人気」とか「春」「夏」「秋」「冬」などの季節のキーワードもおすすめ。
ミンネのガイドには、「再販」は作品に関係無いのでタイトルに入れない方が良いと記載がありますが、個人的には「再販=人気」って事でもあるので、入れた方が興味を持ってもらいやすいんじゃないかと思います。
私は人気の作品見てみたくなるので。
3.作品の説明を書く
作品説明に記載する内容は
- 大きさや素材
- 作品の説明
- 取扱方法
1.大きさや素材を記載する
素材や大きさって気になりますよね。
大きさや素材の記載例:
チェーンの長さ:40cmアジャスターで調節可能
チェーンの素材:14kgf(ゴールドフィルド)
コットンパール:白
チェーン:ゴールド※ご使用のモニターにより、実物と多少色味が違って見える場合がございます。下記貴和製作所HPより引用
※ゴールドフィルドとは金の層を高熱と圧力で素材(真鍮)に圧着させたもので、その金の層の重量が素材を含む総重量の1/20以上の場合、 ゴールドフィルド(金張り)と呼ばれています。14/20Kとは商品全重量の1/20以上が14金という意味です。
金メッキよりはるかに厚い層で作られているため、長時間使用していても剥げてくることはほとんどありません。手軽に本物の金の輝きを楽しめます。
2.作品の説明を書く
作品の説明は、作品の特徴や具体的な使用シーンをイメージできるような内容を書きましょう。
購入を検討するお客さんが、買いたいと思ってくれるような内容を意識しながら書くのが大切。
商品説明の例:
上品なコットンパールと華奢なチェーンが、女性らしさを引き立てます。
ワンピースやニット、パンツまでどんなお洋服にでも合う、シンプルで上質なネックレス。
今年のトレンドを取り入れつつ、主張し過ぎない飽きのこないデザインで長くお使い頂けます。
コットンパールのネックレスは日常使いにもぴったり。
ひとつずつ、心を込めて丁寧にお作りしています。
ハンドメイドのため、作品の仕上がりに多少バラつきがあり、世界に一つだけの作品となっています。
3.取扱方法を書く
作品の破損やトラブルを防ぐため、取扱方法や注意事項も書くようにしましょう。
取扱方法・注意事項の例:
出来るだけ水に触れないようにお願いします。
ハンドメイドの特製上、繊細な作りとなっております。
取扱は丁寧にお願いします。
4.販売価格を決める
作品を販売する時、悩むのが値段。
作家としては、手間も材料費もかかってるし高く販売したいけど、高くし過ぎると売れない。
販売価格の決め方の手順
- 原価を計算
- 送料や手数料を計算
- 人件費を計算
まずは、原価を計算します。
原価とは、作品一つを作るのにかかった費用です、下記の項目を参考に計算してみましょう。
- 材料費
- 材料を購入するのにかかった交通費や送料
- 電気代などの光熱費や道具代
- 人件費
光熱費や道具代は細かく計算するのが面倒なので、私は特に考えませんでした。
ハンドメイド用のアトリエや事務所などを別で借りているなら計算した方がいいですが、私は自宅で作業していたので。
人件費の計算の仕方は、まず自分の時給を決めます。
時給900円は欲しいと感じたら、時給は900円で設定。
作品を1つ作るのに30分かかったら、作品一つあたりの人件費は450円。
これらの項目をすべて足して、作品1つあたりの原価を計算します。
次に、作品が売れた時にかかる、販売手数料や封筒、箱などの梱包資材、送料込みで販売する場合は送料も含めて計算。
販売手数料は販売価格の10%なので、販売価格が決まらないと計算できませんので、最後に計算。
作品の販売価格は一般的に、原価の3~4倍と言われています。
でも、実際に販売されている価格に合わせない売れません。
なので、いかに原価を安く抑えるかも大事。
同じジャンルの人気作家やライバルの価格を参考にします。
初心者だと実績がなく売れにくい事もあるので、最初は低めに設定し、実績がある程度たまったら高めに変更するのがおすすめ。
原価600円
梱包資材50円
売れ筋販売価格:1,500円前後
販売価格は少し安めの、1,200円に決定。
1,200円にした場合の利益は、1,200円から原価600円と梱包資材50円、販売手数料10%を引いて、販売利益は430円になります。
なので、安く大量に売るか、高く売れる作品を作らないとなかなかたくさん稼ぐのは難しい。
あとは、いかに安く材料を仕入れ、デザインや価格でライバルと差をつけるのがハンドメイド販売で稼ぐコツです。
5.配送方法と発送までの目安の日数を記入
発送までのめやすの日数は出来るだけ早いに越したことはありません。
でも、めやすの日数を超えても発送されない場合、購入したお客様が不安になってしまうので、発送可能な日数を記載しましょう。
届くのが遅いと購買意欲が低下する恐れがあります。
受注生産じゃない場合は、出来れば3日以内、遅くても5日以内を発送までの目安に設定した方がいいでしょう。
配送方法は、お客さまが送料を負担する場合、定形外郵便などの安いものと補償の付いた宅急便など複数を設定して選べるようにした方がおすすめ。
補償が無くても安い方が良い人、高くても補償のある宅急便が良い人など、好みは人それぞれなので。
希望の発送方法がないから、購入を辞める人も中にはいるようです。
5.最後にプロフィールを設定
ハンドメイドサイトなどのプロフィールをちゃんと書くと信頼度や安心感が増して購入されやすくなります。
どこの誰が何で作っているかわからないよりも、プロフィールが書かれていた方が親しみがわきますよね。
プロフィールには、簡単な自己紹介や手作りの作品を販売しようと思ったきっかけ、作品に対する想いなどを書くのがおすすめ。
他にも、ショップの名前やロゴの意味などを書いても良いと思います。
プロフィールに、「趣味で気楽に作ってます」とか「素人なので」とか「ハンドメイドで稼ぎたくて」とかマイナスになるような記載はしないように。
プロフィールの例:
はじめまして。
ハンドメイド作家の〇〇です。
北海道で生まれ、美大へ進学のため東京へ。
その後、会社員として働きながらハンドメイドでのアクセサリー制作を始めました。
「女性を引き立てる、繊細で美しいアクセサリー」
をテーマに、ひとつずつ丁寧にアクセサリーを作っています。
飽きのこない長く愛されるアクセサリーでありたいと思っています。
〇〇のアクセサリーは洋服を選ばず、合わせやすいデザインが特徴です。
お客様がよろこぶ姿をイメージしながら、作品を作り、心を込めてお届けします。
「ハンドメイトマルシェやハンドメイドのイベントでの出店経験あり」や「ハンドメイドの資格」を持っている場合は、記載すると信頼度がアップしておすすめ。