Contents
ハーバリウムとは
ハーバリウムとは、植物標本を意味する言葉。
魚や水草を水槽に入れて楽しむのが、アクアリウム。
ハーバリウムは水草や魚、水のかわりに、色鮮やかなお花や植物、オイルを使った大人気のインテリアグッズです。
ハーバリウム専用のオイルを使うことで、お花や植物を長持ちさせ、約1年程度お手入れする事なく、色鮮やかな状態を楽しむことができます。
ハーバリウムって、季節に応じたお花や植物を入れる事ができるので、見た目がすごい華やかでインスタ映えするのも人気の秘密。
引越し祝いや新築祝いなどのプレゼントとしてもすごく人気になっています。
ハンドメイドで稼ぎたいひと、売れる作品をつくりたい人、カルチャースクールや自宅で教室を開きたい人に、すごくおすすめなのが、この「ハーバリウム」。
人気がどんどん高まる割には、まだハーバーリウム教室やハーバリウムのハンドメイド作品って、他のものに比べると少ないんです。
なので、始めるのがチャンス!
実際、「ハーバリウム 作り方」で調べる人がものすごい多いんです。
ハーバリウムの材料
ハーバリウムって、自分でも簡単に作る事が出来ます。
ハーバリウムを作るのに必要な材料は3つ
- 密閉できるボトルなどの容器
- オイル
- ドライフラワーやプリザーブドフラワーなどの花や植物
結構、シンプルな素材で作れちゃいます。
密閉できるボトルなどの容器
ハーバリウムが人気なので専用の容器もたくさん出ています。
普通に100円ショップで売られている、ガラスの瓶でも作れますが、倒れても中のオイルが漏れたりしないかチェックが必要。
空気が入る事で中のオイルも酸化しやすく、お花や植物の変色や劣化につながります。
容器は、細長い円形や四角のものが主流ですが、電球型やしずく型など、どんどん種類が増えています。
ハーバリウム専用オイルの種類
ハーバリウムには専用のオイルが必要。
でも、ハーバリウム専用のオイルが高いからって、中にはベビーオイルで代用して作る人も。
ベビーオイルでハーバリウムを作ると、中に入れたお花や植物が変色したり、見た目が変わりやすく持ちが悪くなるのが早い。
なので、ハンドメイドサイトなどで販売したり、プレゼント用に作るなら、絶対にハーバリウムの専用オイルを使った方が良いでしょう。
販売したハーバリウムがすぐに変色したなんて事になったらクレーム続出です。
ハーバリウムは長く、お手入れなしで色鮮やかな草花が楽しめるのが特徴ですから。
100円ショップのものだけで、ハーバリウムを作るには、ベビーオイル、造花(あればドライフラワー)、密閉容器、長めのピンセットを使えば作れちゃいます。
最近、ミンネやクリーマ、いいちなどハンドメイドサイトでのハーバリウムの販売数も増えてきています。
ハンドメイドサイトで販売されているハーバリウムが、実は100円ショップの材料で作られたものだったら・・・
って考えると、すぐに劣化しそうで怖い・・・
たぶん中には、専用のオイルじゃなくてベビーオイルを代用したハーバリウムを販売している人もいると思います。
そうなると、今後トラブルになりそうですよね。
ハーバリウム専用オイルの種類と値段
ハーバリウムの専用のオイルには、「シリコンオイル」や「ミネラルオイル」といった種類があります。
シリコンオイルもミネラルオイルも無色透明。
一般的には、シリコンオイルよりも扱いやすく値段も安めなミネラルオイルを使う人が多いみたい。
ミネラルオイルの特徴は、高粘度のものも多くドロッとしていて、中に入れたお花や植物が浮きにくく、初心者でも扱いやすいオイルです。
また、別名流動パラフィンとも呼ばれ、保湿剤に使われたりと、肌への負担が少ないのが特徴。
マイナス10度ぐらいになると、固まりだして濁ってくるみたい。
シリコンオイルの特徴は、マイナス50度の寒さでも固まらず、濁りにくいのが特徴。
普通のオイルは、寒くなると固まりだすので、無色透明から濁った状態になってしまいます。
ただ、シリコンオイルは比重の関係で、中に入れたお花や植物が浮きやすいので、浮かないようにするコツやテクニックが必要になりそう。
お料理に使う油だって、寒い時や冷蔵庫に入れちゃうと下の方が白く濁って固まったりしますよね。
気温が下がるとオイルが濁って白くなるのはお料理の油と同じ現象。
シリコンオイルもミネラルオイルも国産のものや海外産のものがあり、より純度の高い透明感のある国産のオイルは値段が高いようです。
どうせ作るなら、劣化しにくい高品質のオイルでつくりたいですね。
オイルの粘度によっても値段が変わるようで、高粘度のものほど高い傾向があります。
粘度が高いと、あまりオイルが動かないのでお花も動かず、デザインがしやすいようです。
でも、粘度が高すぎてもお花が浮きやすくなったり、使いにくい事もあるみたい。
シリコンもミネラルもハーバリウム専用のオイルは、発火温度が250度以上のものが多く、常温では発火しない安全なオイルが主流です。
常温では発火しませんが、火をつけると燃えるので、火気には注意が必要です。
作ったハーバリウムをキッチンのコンロの脇なんかに飾ると、引火の危険も高まるので置かないように。
倒れて割れたりしなければ大丈夫だとは思いますけど。
先程、お話したベビーオイルでの代用ですが、ベビーオイルは自然発火する危険もあり、高温になりやすい夏の窓辺なんかに置いておくと、危ないかも・・・
たぶん、蓋をしめて密閉状態なら大丈夫だと思いますけど。
過去に、アロマオイルやベビーオイルが付着した衣類を乾燥機にかけて発火した事故もあります。
また、ベビーオイルは、専用のオイルに比べ寒いとすぐに濁るので、ハンドメイドサイトなど不特定多数の人に販売する時は、絶対に専用オイルで作る事をおすすめします。
だって、どこの地域の人が買ってくれるかわからないですからね。
寒い地域だとすぐに濁りそうだし、暑い地域の窓辺に置いてアクシデントで発火しても怖いし。
それに、ベビーオイルはさらさらしていて粘度が低く、本格的にハーバリウムをつくりたい人にはものたりないと思います。
中に入れたお花がかなり動いちゃいますから。
ちなみに、ベビーオイルにはハーバリウム専用のミネラルオイルと同じ成分が含まれているので、代用品として使うようになったみたい。
ハーバリウムに使う花や植物とは
ハーバリウムに欠かせないのが、花や植物。
水分のないドライフラワーやプリザーブドフラワーを使用するのが基本です。
水分を少しでも含む花や植物を使用すると、変色や劣化の原因となってしまいます。
また、ほこりなどにも注意をしてハーバリウムを作るのが劣化を防ぐコツ。
ドライフラワーやプリザーブドフラワーは自然の色ではなく着色しているものも多くあります。
使用するオイルや、花によって色が溶け出す事もあるので、本番で作るまでに別の容器で色の溶け具合をチェックした方が安心。
油性の着色剤で染めたものが、色落ちしやすいみたい。
油は油とまざっちゃいますから。
逆に水性の着色剤だと色落ちしないとか。
水は油と混ざらないので。
でも、若干色が溶け出してるのも華やかできれいですけどね。
春なら、桜や黄色が華やかなミモザ、夏はラベンダーやグリーン、秋はシックな色合いのお花や木の実を入れてみたり、冬はカスミソウやクリスマスを意識したデザインも良さそう。
最近、レモンやミカンをスライスしたものを入れるのも人気です。
作り方は下記のサイトがすごく参考になります。
はなどんやアソシエ
ハーバリウムを1つ作るのに必要な材料費の例
下記の材料で作成した場合の1つあたりの費用
- 300ml入る100円ショップの容器(108円)
- 1L1,500円のミネラルオイル(450円)
- ドライフラワー複数(400円)
ハーバリウムを1つ作るのにかかる費用は958円
ハンドメイドサイトでの販売価格を見ると、1,500円~3,000が多く、売れ筋は2,000円前後のよう。
楽天でも完成済みのハーバリウムが販売されていますが、同じく2,000円から3,000円が多いです。
ハーバリウムは人気なので、ハンドメイドサイトで販売すれば、マイナスになることなく利益が出そう。
販売する時は、良いオイルを使用しているなら、「ハーバリウム専用オイル」や「専用の液」なんて書かずに、「ハーバリウム専用のミネラルオイル」か「ハーバリウム専用のシリコンオイル」かオイルの特徴なども詳しく記載すると安心感があって売れやすくなります。
ハーバリウムランプが人気
最近のハーバリウムは進化しつつあります。
花をオイルに入れて楽しむだけじゃなく、火がつくオイルの特性を生かして、ハーバリウムランプが人気です。
おそらく2018年はものすごい人気になるのでは?
他にも、ハーバリウムの下にライトを当てて光らせるものも登場しています。
今後、もっとハーバリウムが進化しそう。
材料をそろえるのが面倒、何を買えばいいかわからないって人は試しにハーバリウムが作れるセットで作ってみるのがおすすめ。