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ハンドメイド作家とは?
ハンドメイド作家とは、手作りの作品を販売して、お金を得ている人のこと。
手作りのハンドメイド作品を作っていても、タダで友達にプレゼントしたり、自分で使うだけの人は趣味でハンドメイドを楽しむ人。
作ったものをタダであげている人は、ハンドメイドを仕事として考えているのでは無く、趣味でハンドメイドを楽しんでいるので、「ハンドメイド作家」とは言えないかも。
手作りの作品を販売して利益が、1円でも10円でも少なからず、出ている人は「ハンドメイド作家」名乗っても良いと思います。
手作りのハンドメイド作品を売るには
- フリマアプリやハンドメイド販売サイトで売る
- 雑貨店などで委託販売する
- フリーマーケットや自分でお店を開いて販売する
フリマアプリやハンドメイド販売サイトで売る
今の時代、ネットでなんでも気軽に買えるようになってきました。
ハンドメイドサイトで販売するのが一番簡単に作品を販売できるので、初心者におすすめ。
ハンドメイドサイトが販売できるサイトは、「minne(ミンネ)」「Creema(クリーマ)」「iichi(イイチ)」「ハンズギャラリーマーケット」「ココナラハンドメイド」などがあります。
ハンドメイドサイトは、それぞれ、販売手数料や利用する年齢、テイストが違うため、サイトによって売れる商品にかなり差があります。
自分の作品に合ったサイトを選ばないと、全然売れないなんて事もあるので、サイト選びが重要。
ハンドメイド販売サイトの比較一覧はこちら
今までは、ハンドメイドサイト中心の販売がメインでしたが、「メルカリ」や「フリル」などフリマアプリの登場により、ハンドメイド作品もどんどん、アプリで販売をする方も増えています。
それに、目を付けた「minne(ミンネ)」もアプリでハンドメイド作品が購入したり、出品できる「ハンドメイド専用のアプリ」の提供を開始!
ミンネのハンドメイドアプリのダウンロード数は累計700万を突破していて、これからはハンドメイドもアプリでの販売が主流になるかもしれません。
フリマアプリのメルカリやフリルでも、ハンドメイド作品が多く販売されています。
ハンドメイド専門じゃない、フリルやメルカリで作品を販売するメリットは、ハンドメイドに興味のない人にも見てもらえて、購入してもらえる機会が増える事。
ハンドメイド専門サイトだと、ハンドメイドに興味のない人しか見に来ないですよね?
でも、メルカリなどのフリマアプリは、ものすごい種類の商品が出品されていて、ハンドメイドに興味が無い人にも作品が目に留まる事があります。
プロとして活躍するなら、「ハンドメイド」のくくりじゃなく、既製品と比較してもデザイン、クオリティ共に良い作品を作っていきたいですよね。
ハンドメイドに興味がない人が、購入してくれるって事は、既製品にも負けない質とデザインってことじゃないでしょうか?
他にも、カラーミーショップやBASE(ベイス)などで自分のネットショップを作って販売する方法もあります。
でも、いきなり自分のネットショップを開いても、だれも見に来てくれません。
TwitterやFacebook、Instagramですでに、フォロワーがお多いなら別ですが。
なので、ハンドメイド作家デビューしたい人は、フリマアプリやハンドメイドサイトである程度、販売実績を積んでから、カラーミーショップやBASE(ベイス)で自分のネットショップを作るのが良いと思います。
フリマアプリの比較はこちら
2.雑貨店などで委託販売する
委託販売とは、雑貨やさんやカフェなど、お店にハンドメイド作品を置いてもらい販売します。
商品が売れたら、販売手数料をお店に払うシステム。
例えば、販売手数料20%の雑貨屋さんに、1,000円の作品を委託販売して売れた場合は、商品代金から販売手数料を引いた金額があなたの売上となります。
例)1,000円-200円(販売手数料20)=800円
委託販売は、販売手数料が高い事が多く、正直儲けは少なくなる事が多いんですよね・・・
でも、一番のメリットは、作品を手に取って実際に見てもらい購入してもらえる事。
それに、実店舗があるカフェや雑貨屋さんで、作品を販売している実績を記載すれば、ネット販売する際の信用度も高くなります。
仮にあなたが、ハンドメイド作品を購入する時、「〇〇カフェでも作品を販売しています」って記載があって、カフェの名前を検索したら、すごくオシャレなお店が出てきたら、余計に良い作品に見えません?
「こんなにおしゃれなカフェでも販売されてるんだ」って。
でも、委託販売も販売実績がないと、なかなか受け付けてもらえません。
だって、店の一角に置くわけですから、お店としても売れない商品は置きたくないですよね。
それに、売れないとお店も販売手数料をもらえないし、どうせなら売れる作品を置きたいと考えるのが普通。
なので、委託販売を始めるなら、レンタルボックスがおすすめ。
レンタルボックスとは、実際に店舗のあるお店のスペースを、月額料金などを払い借りて販売する方法。
一般的に、レンタルボックスの月額料金+販売手数料がかかります。
店舗に置かれた、棚を間借りする感じ。
有名なところだと、東急ハンズが運営するレンタルボックスが、東急ハンズ渋谷店にあります。
私も何度か出店した経験があります。
東急ハンズの渋谷店に自分の作品が販売できるってすごい嬉しいですよね。
そこまで、利益にはなりませんでしたが、色々な人に実際に見てもらえる喜びが半端ない。
小さなボックスとは言え、どんな風にディスプレイしたら売れやすいか考えたり、ネット販売とはまた違う楽しさがあります。
レンタルボックスのデメリットは、実際に自分で店舗に行って作品を並べたり、回収しないといけない事。
作品を郵送して、お店の人が並べたり、回収したりはしてくれない場合がほとんど。
自分が借りたボックスは自分が管理するのが一般的です。
なので、通える範囲じゃないと出店が難しい。
また、実店舗なので万引き被害にあう可能性もあります。
なので、高価な作品を置くのはおすすめできません。
でも、レンタルボックスは本当に楽しいし、良い経験になったなと思います。
レンタルボックスや委託販売が上手くいけば、委託ではなく買取で販売してくれるお店から声がかかる事もあります。
私も、雑貨店から声がかかり、商品を委託ではなく卸販売していた経験があります。
委託販売と卸売りの違い
まとまった数を一度で購入してくれる場合が多く、委託販売と違い、すぐに売り上げになり、ハンドメイド作家としてはすごくありがたい販売システム。
でも、なかなか、卸売りでハンドメイド作品を購入してもらうのは、難しい。
実績や信用がないと、声もかからないので、委託販売やネット販売などで販売実績を作り声がかかるのを待ちましょう。
3.フリーマーケットや自分でお店を開いて販売する
接客が苦にならない人にはおすすめの販売方法。
私は、接客が苦手なので参加したことはありませんが、勉強のために何度か見に行きました。
大きなハンドメイドのイベントだと、ミンネが主催する「ハンドメイドマーケット」
東京ビッグサイトで開かれる日本最大級のイベントで、次回は2018年の4/27、28、29の3日間開催されます。
ハンドメイドのイベントは、本当に色々な作品がたくさんあって、すごく刺激をたくさんもらえます。
イベントを見に行くことで、どんなハンドメイド作品が人気があるのか、流行や傾向、価格帯なども知ることができます。
でも、大きなハンドメイドのイベントは出展料が高い場合も多く、利益があまり出ない事も多くあります。
ちなみに、ミンネ主催のハンドメイドマーケットの出店料金は、一番小さな販売ブースで1日13,755円。
イベント期間中3日間全て出店すると33,060円。
結構高いですよね?
最低、1日15,000円ぐらいは売らないと、出店料が回収できません。
作品の材料費や、制作時間を考えると、たくさん売らないと利益が出なそうですね。
ハンドメイドイベントに参加するメリットは、バイヤーから声がかかる事もあるところ。
先程、卸売り販売のお話をしましたが、ハンドメイドのイベントには、雑貨店やセレクトショップなどのバイヤーが多く見に来ます。
バイヤーの目に留まれば、商品をまとめて卸売りで買ってくれるなんて事もあります。
すごい有名なショップから声がかかる人もいるみたい。
なので、ハンドメイドのイベントは売上や利益を求めるよりも、作品の知名度アップや宣伝をして、大きな仕事につなげる目的の方が大きいかな。
あとは、実際にお客さんと話して販売することで、意見を聞いたり、作品を直接アピールできる事も大きな魅力。
ハンドメイド=安いと考える購入者も多いので、高いとなかなか売れない事も。
ハンドメイドの作品がすごいと噂の「光浦靖子」さんですが、テレビで光浦さんとわからないように、変装してハンドメイドの作品を販売したら売れるのか検証する企画がありました。
販売したイベントは東京ビッグサイトで開催された「デザインフェスタ」。
ハンドメイドだけではなく、絵やイラストなど様々なアート作品があつまるイベントです。
テレ東 リアル腕試し で出したパグと、その仲間たち
番組中 一週間かけて作った、となってますが、( 真ん中の手のついたやつ) .仕事とかあるから手芸時間なくて一週間かかったけど、まるまる一週間かけたわけじゃないですよ。 pic.twitter.com/N5YhbqGmLF
— ブッス!手芸部 (@bussu_shugeibu) 2017年12月15日
販売したのは、パグのブローチ5,000円。
すごくかわいいんですけど、やっぱり5,000円って買う方からすると高く感じますよね。
でも、作る作家目線ととしては、材料費や手間を考えると、妥当な金額というか。
結果は、光浦さんのパグのブローチは5,000円で売れました!
でも、見ていると、他の作品がたくさん売れている感じもせず、出店料を考えると利益はほとんど出ないかマイナスな予感。
という事で、やっぱり良い作品でも、値段が高いとハンドメイドのイベントでたくさん売って儲ける事は難しそう。
ハンドメイドのイベントは出店するのは、すごくお金も労力もいりますが、見るだけでもすごく勉強になるので、ぜひ一度は参加してみるのがおすすめ。
販売している作家さんと話して得られる情報もありますし。
まとめ
フリマアプリやハンドメイドサイトで販売経験を積んで、レンタルボックスや委託やイベントでの販売にも挑戦してみよう!
自分に合う販売方法を見つけて、ハンドメイド作家デビューしちゃいましょう!